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風趣の家
立地を活かし昼夜で表情が変える、光の陰影が印象的な一邸。
日中は吹抜けの窓から自然光を取り込み、夜は特徴的なペンダントライトが空間に彩りを加え、昼夜で違う表情を見せる。
大階段を中心に多趣味な家族の暮らしを内包する変則的なLDK空間に、施主自ら施工したポーターズペイントの塗壁や鉄骨階段も見どころ。
大階段の上面はベンチやシアターとして家族が多用途に使える空間に、下面は籠り(こもり)スペースとして懐の深いヌックを設ける。
フローリングや棚板、造作収納、フォーカルポイントの大階段にも能登ヒバをふんだんに使用。造作の洗面台は自然光と間接照明を組み合わせ、機能的かつホテルライクな仕様。
四季に富んだ借景を効果的に取り込むことを意識した外観は、田園や雪景色が広がる長閑な立地に馴染むオーカー色の塗り壁を採用した。
細部まで施主のこだわりが光り、まさに趣のある空間となった。